魂の記憶①:愛の平行線

mask ‣魂:Soul

アリスの感情の矛盾はどこから来るのでしょう?

私はアリスに伝えます。
「ドロドロしてても打算的でも別に構わないんじゃない?何事にも光と影があるのだから、良い所もあれば、悪い所もあって当たり前でしょ?本当の自分を隠して演じるからしんどくなったり、苦しくなったり、辛くなるんだと思うよ。」

アリスは言います。
「本当の自分を出そうと思って、思っていることを伝えようとしたら、周りに押さえつけられて、大人じゃないとダメと言われ、自由にふるまえない。偽物の自分になってしまうの。」と。

アリスは、自分の素直な気持ちを出すたびに周りに否定されて傷ついていたのでした。

その結果、周りに否定されるのは、自分が悪いのだと思い込んでしまったのです。

だから本当の自分を隠し、周りの思う自分を演じることで愛されようとしたようです。

しかし本当にアリスは悪いのでしょうか?私はそうは思いません。

なので今まで傷ついていた事に気づいてあげれなかったことを詫び、アリスは何も悪くはないのだ。と説明したのです。

するとアリスは「そのなのかな?だから道が見えなくなってのかも・・・お花がある場所へと続く道があったはずなのに・・・」と何かが分かり始めたようでした。

なので私は「どうしたら道が分かる様になるか分かる?」とアリスに聞いてみたのです。

するとアリスは「私いつまでも子供っぽいから、周りに合わせられないのかしら?」と言います。

やはりまだ分かっているようで、分かって無かったようです。

なので私はアリスに
「子供っぽくても良いじゃない。周りと無理に合わせたり、我慢なんてしなくて良いのよ。そんなことをしていたら、いつまで経っても道は見えてこないわよ。アリスの事を分かってくれる人とも会えないわよ。」と

するとアリスは「自分と合う人とはとはなかなか縁が無くて・・・」と言うので、私は何故出会えないのかと説明することにしたのです。

「そりゃあそうでしょう。演じている自分を好きと言ってくれる人は、本当のアリスを好きな訳じゃないのだから、長年一緒にいたとしてもそんな人に対して信用出来る訳ないじゃない。だから愛されたいから演じているのに、相手から示される愛を全く信じてないから、いつまで経っても平行線の状態になるのよ。」

「まさにパラレルワールド!」とビックリしたようにアリスは言います。

「だからもう自分と合う人、愛してくれる人を探す為に演じるのは止めようよ。」と私はアリスに言うのでした。