インナーチャイルドヒーリング③

inner child3 ‣ヒーラーへの道:Becoming a Healer

インナーチャイルドヒーリングの方法は幾つかありますが、一番有名なのは催眠療法ではないかと思います。

日本では催眠療法のインナーチャイルドヒーリングの場合、だいたいヒーリングの回数が決められています。(全5回、全7回とか)

ただ私としてはそんな回数で心が癒せるものなのか?という疑問はあったのです。

ただそれでもヒーリングをやり始めた頃は2,3年位(月1位くらいのペース)で、お客さんにとってある程度良い心の状態に出来るだろうと思っていたのでした。

でもね、癒しても、癒しても出てくるのです。心の傷(インナーチャイルド)が。

私は心というモノを舐めていたのだと気づかされたのです。

この頃にヒーリングを行う場合は、話をしながら今お客さんの中で問題になっている原因をヒーリングで解放していくという方法で行っていたのです。

なので次のセッションに来た時には、とりあえず前回来た時に向き合った問題は解消してはいたのです。

ただ前回の問題は解消は出来ていたとしても、次に来た時には新たな問題が皆さん出てくるのです。

まるで私も癒して、僕も癒してとばかりに、私も、私も・・・と傷つけられた心が「早く癒してくれ!」と叫んでいるかのように、次々と悩むような問題が起こったり出てくるのでした。

分かりやすくいうと、イライラする原因を一つとってもイライラに種類があって、全部にイライラする原因が隠されているということなのです。

それは全て過去の嫌な出来事に起因するものか?と言われると、私が今までヒーリングしてきた中では「そうなのだ」と思います。

ただ「同じ環境でも大丈夫な人がいるじゃない?」と思う人もいると思います。

でも同じ環境は外側からパッと見たらの話しです。

実際同じような環境でも、お客さんの性格、育ち方、家族構成、持って生まれた質によって心の傷付き方は全く違うのです。

また心の傷を癒せば癒すほど、奥底に隠された深い傷が浮かび上がってくるのでした。