「人からどう思われるか?」という他人軸が基礎軸になったとき、様々な行動が他人に合わせる行動になります。
人によっては他人に合わせることは、ラクだと思う人も大勢いるかと思います。
なぜなら他人に合わせることで自分が判断や決断をしなくて良いし、責任も取らなくて良いからです。
また自分が決断や判断をしない分、責任を取る量が減るので傷付くことも少なくなるので、余計に他人に合わすようになります。
しかし本当に他人に合わせることはラクなんでしょうか?
実は「他人に合わせること=自分が我慢する事」に繋がっていることに気づいてない人が意外と多いのです。
小さな我慢は気づきにくい為、人の脳(思考)はラクだと勘違いしてしまいます。
しかし我慢している気持ちは無くなるわけではなく、層のように心に積もっていくのです。
そして心の層が限界点を超えたときに、自分では思ってもいないような場面でキレたり、ある日突然しんどくなったりするのです。
しかし自分で自分の事が分かってないので「何故自分がそうなるか?」が分からないのです。
その結果、同じ事を繰り返し、どんどん「自分がどうしたいのか?」が分からなくなるのです。
私はこの状態を以前にも書きましたが、たくさんの着ぐるみを着ている状態とクライアントさんには説明します。
他人に合わせて様々な着ぐるみを何個も着込み過ぎて身動きできない状態になっていると。
着ている着ぐるみは自分が着たかった着ぐるみなら良いのですが、ほとんどが周りに合わせた結果、周りの気に入る着ぐるみを着ている状態で自分が身動き出来ずにいるのです。
しかし「他人に合わせる=ラクだ」と思いこんでいるので、おかしいとは思いつつも何が原因か分からず、気づかない人がほとんどなのが現状なのです。