あるがままとわがまま⑤

opinion2 ‣心:Heart

自分の意見を言わない事で人間関係のトラブルになったとしても、その後に意見を言えるようになる人はあまりいません。

なぜなら意見を言わない人にとって、意見を言わない事は愛される為の手段なので言わないのです。

子供の頃、自分のあるがままの思いを言って怒られたり否定されてきた人は、親の言う通りにすることが愛されるためには一番良い方法だと無意識に思いこんでしまうのです。

その結果「親の顔色を見て親が気にいる答えを言う」という癖が自然に身に付いてしまうのです。

それが大人になると親から他者に変換され「他者の気に入る答えを言う」ようになるのです。

ただこれは相手が自分の意見をハッキリ言ってくれるタイプの人であれば同意するだけで関係性が成り立ちますが、意見をハッキリ言わないタイプの人や意見を求めてくるタイプの他者の人の場合、いつまで経っても結論が出ないという負のループに陥ることになって揉めやすくなるのです。

またハッキリ意見を言ってくれる人が身近にいると自分の意見を言わなくて良くなるので、どんどん依存状態に陥っていきやすくなるのです。

なぜなら意見を言わない人にとって意見をハッキリ言ってくれる人はラクな存在になるので、いつしかそれは「ラクにしてくれると言う事は自分に愛をくれる人」という思いこみに変わっていってしまうからです。

その結果、周りが色々忠告してたとしても「相手の言いなりになってしまう。」という謎の依存状態(一種の洗脳状態)に陥ってしまいがちになるのです。